忍者ブログ
  怖い話の考察とか
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

かえるのうた

かえるのうた 前
http://horror-terror.com/c-real/entry_2676.html

かえるのうた 後
http://horror-terror.com/c-real/entry_2677.html


1,最初の儀式を見なければならなかった理由
これをはじめて読んだ時(2週間くらい前)、叔母が作者に最初の儀式(歌)を見せたのは何故かという疑問が残ったのですが、最近改めて読んでみて思った。
先輩が家を出て行って儀式を行うまでに状況を説明して逃げる間がなかったから、一旦儀式を見せて騙されたフリをして、油断した(?)先輩が次の儀式を行うまでの時間に作者を連れ出そうとしたって事かな?
もし先輩が最初の儀式の時に作者の姿が窓から見えなかったら(=歌を聞かせられなかったら)、必死に作者を探すはずですものね。儀式に賛同しない叔母が、何か作者に吹き込んだかもと気がつくかも知れないし。シツコイですが先輩が家を出てから最初の儀式がはじまるまでは間があまりないから、この時点で二人が逃げていたら先輩は追いついてしまうかも知れない。そうなったら、柱に縛り付けてでも作者は歌を聞かされ、叔母もただでは済まないでしょう。
だから最初の儀式で作者にあえて歌を聞かせることで先輩を油断させておいて、次の儀式までの間なら何とか逃げ切れるかもと叔母は踏んだのではないでしょうか。

2,叔母が儀式に反対する理由
また叔母は、文章を読んでいる限りでは自らが儀式によってよみがえった人物のように見えます。
確かにこの儀式は人の命を奪うという点で非常に非人道的ですが、それでも自分の家族である先輩の母をよみがえらせようとは思わなかったのでしょうか?叔母にとって作者は初対面で、何の義理もない人です。見殺しにするのもアレですが、正直見知らぬ人よりも亡くなった家族を優先しようとは、思わなかったのでしょうか?
これは私の勝手な憶測ですが、もしかして叔母は自分が庭の水たまりからよみがえって来る時、何か恐ろしいものを見てしまったのではないでしょうか?身代わりになった人の恐ろしい末路とか・・・。
死人をよみがえらせるなんて、例え人の命を引き換えにしたとしても、どう考えても簡単な儀式や呪術ではないでしょう。しかし叔母はそれに値するような何か恐ろしいものを見た、もしくは体験したせいでこの儀式に強く反対するようになったと。

以上は私の勝手な憶測です。わざわざ読んでくださった方がいましたら、支離滅裂な長文にお付き合い頂きありがとうございました。

それにしても、死んだ叔母をよみがえらせようとしたのは一体誰なんでしょうね?恐らくは彼女に一番近しい妹ではないでしょうか。そう、先輩の亡くなった母です。そういえばこの母はどうして亡くなったのでしょうか?若くして亡くなったようですが、詳しい原因について触れられていませんよね。

・・・安易にこの恐ろしい儀式を行おうとした者は、もしかしたらその代償として自らの死をも要求されるのかも・・・。
 

PR
COMMENT
Name:
Title:
URL:
Message:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Pass:

TRACKBACK
この記事にトラックバックする
| prev | top | next |
| 4 | 3 | 2 | 1 |
SEARCH
MOBILE
忍者ブログ  [PR]
  /  Design by Lenny